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オンラインノベルRPG「螺旋特急ロストレイル」の個人的ファンサイトです。リンク・アンリンクフリー。

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プロフィール
HN:
カツキ
性別:
女性
自己紹介:

ツクモガミネットに愛を捧ぐ(予定)のPL。
アクション・スプラッタ系のシナリオを好む傾向にあり。超親馬鹿。


当家の面子
鰍(カジカ):
コンダクター。私立探偵のはずだけど現状はほぼ鍵師扱い。銀細工とか飴細工が得意の兄さん。名前がコンプレックス。

歪(ヒズミ):
ツーリスト。三本の剣を携えた、盲目の門番。鋼の音を響かせて舞う様に戦う、人と同じ姿の異形。

灰燕(カイエン):
ツーリスト。白銀の焔を従える、孤高の刀匠。刀剣と鋼の色を愛し、基本人間には興味が無い。人として危険なドS。
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[a bird has no name]
 割れる様な、耳を劈く様な歓声が、遠い世界での出来事の様に思えた。この瞬間だけ、世界は二人が立つ円形のフィールド、ただそれだけの様な感覚を覚える。
 何故此処に居る、と唇だけで問えば、返ってくるのは口元を吊り上げた意地の悪い微笑ばかりで。担いでいたモップを肩から降ろすと、男は親指で自らの首元を指し示した。
 色の白い喉に浮かぶ、深く誘い込む様な黒英石の首輪。
 言葉が喉の奥に貼り付いて呼吸器官を堰き止め、瞬間呼吸を忘れた。その首輪が、自分の首を緩慢に締め続けるものと同じだと言う事を認めて、心臓を握り潰されるような感覚を覚える。衝撃と当惑と男への怒りと、恐怖。昏い色が混ざりあって濁りきった色の感情に、内面だけでなく表面までも掻き混ぜられている様だった。
「何日も帰ってこねェと思ったら、こんな所で油売ってたなんてな」
「お前――」
 言葉を紡ぐ度に喉が震えるのが解る。まともに呼吸も出来ない。それでも握り締めた刀だけは取り落とさない様に、右手に力を込めた。
 男の銀髪の奥で暗く煌めく瞳は、遠くて色すらも判別出来ない。いっそ自分が知るあの男でなければいいのに、と結果の解り切った期待を抱いてしまう程に。
「……なして、此処に」
 今度は声に出して問うてみる。男は肩を竦め、灰銀の髪を掻き混ぜた。作業着のポケットに片手を突っ込み、面倒だ、とばかりに首を横に振る。
「見りゃ解んだろ、お前と同じだよ。……お手柔らかに頼むぜ?」
 頭が惚けたまま返事も返せずにいる昇太郎を見やって、男は愉快そうに笑った。いつもの仕種で煙草を一本咥えて、火を点ける。
 青みがかった黒の光を跳ね返す床に、男のブーツの音が高く響いた。相も変わらず気怠げな様子でこちらへと歩いて来る男の瞳が甘く鋭い紫であると言う事を視認し、昇太郎は眉を顰める。
「百人まで後一人、か。……最後の最後に、残念だったな」
 そこで口を閉ざし、立ち止まる。銀色の眉を跳ね上げて昇太郎に目を遣ると、至極楽しそうに、しかし何処か自嘲する様に、笑った。

「――俺が相手だ、悪く思うなよ」
 

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……えーっと今幾つ?(聞くな) ひいふうみいよ……あ、8つか。

と言う事で、長い事放置プレイしていた「背中合わせで10題」の8つ目をアップ。
終わりが見えてきた……!(随分前から見えてました)



今までに語れなかった分もまとめて頑張って、語ろうかな、と思います…!
…しかし、何処から語ってなかったっけか? うーん…?
まあいいや、最新のものから遡る形で行こうかなと。
長くなってしまったので追記にて。今回は「オズ」~「Completion」までです。

あ、その前にちょいと私信電波を。

>竜谷
ミケの過保護はデフォルトです。(わざわざ太字にして言いました)
こっちこそありがとう! オファー文考えるの凄い楽しかったよー。
…今度はどうしようか。バトルでもしようか(←超個人的趣味)




・語ろう語ろうと思いつつ語れないまま時間が過ぎて行きます よ……!?orz
そうこうしている内にまたプラノベが2本ほど来てますしね…! 詳しい語りは後に回すとして(そうやって自分の首を絞めていく)、どちらも萌えました面白かったです、WR様ありがとうございました!
でもちょっとだけ語る。「Completion」の小ネタが素敵過ぎてしょうがないです。「だめだこいつ、はやくなんとかしないと」だとか親馬鹿親父殿だとか世界の名画だとか親馬鹿親父殿だとか浸透していくタマ呼ばわりだとか親馬鹿親父殿だとか「悪く思うなよ」(これは狙った訳ではないと思うけど某版権キャラを思い出した)だとか親馬鹿親父殿だとか。あれ半分以上親馬鹿親父殿だ。

・ハロウィンSS、何とか当日にUP出来て良かった……
書けば書くほど長くなっていき「これ終わるんだろうか」と危惧してたのです が。あれだけの事描くのに6000字とか ね! どんだけ長文癖なの自分。
ちなみに「Hallow Eve」は訳して「万聖節前夜」(去年のハロウィンイベントもこんな名前だったよね)で、ハロウィンの語源になった言葉です。素直に「Halloween」ってタイトルにするのが躊躇われてちょっとだけひねってみた。

そして30日にコメ付き拍手ありがとうございます! 追記にてお返事ですー。



 闇夜に翻る、漆黒のマント。
 妖怪達と甘い匂いが溢れ返る街並みを、一人の仮面の男が駆け抜けて行く。男の奇異な格好も、今日この日だけはあまりに自然に街に溶け込んでいる。楽しげな喧騒に包まれて、仮面の下から覗く口元には笑みが浮かんでいた。肩に夢見る獣を乗せた狼少年が彼に気付き、「“音楽の天使”だ」と感嘆の声を上げる。
 男は通りの突き当りまで走ると、立ち止まって颯爽と振り返った。右手を胸元に当て、芝居がかった礼を一つ。その手には、青銀に輝くトランペット。
 そして、たった一夜だけの合言葉を高らかに謳い上げた。


「Trick or Treat!」




今日ってば設定上では昇太郎の誕生日だった気がします。
本人確実に忘れてる&指摘出来る(知ってる)人が居ないので、祝ってもらえる事はなさそうですけど。
とりあえず、背後くらいは祝っておこう。おめでとう!(何か適当です)

と、最近返却ラッシュ過ぎて全く語れてませんが、色々と帰ってきております。
きっと、いつか、語れたら、いいな…!? 今は気力なくてとても無理そうですorz
書いてくださったWR様、絵師様に最大級の感謝を! ありがとうございました!(平伏)





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